エッセイ「人生ゲーム」という集約

先日子どもと人生ゲームで遊んだ

6年前のクリスマスから
我が家にあるにもかかわらず
私がこれで遊んだのは
今回が初めてだった

なぜなら私は当時
うつ病真っ只中だったからだ

人生ゲームではルーレットをまわしてコマを進め
お金がもらえたり失ったりする

その他にも結婚したり子どもが生まれたり

そんな山あり谷ありの人生を直視することが
当時はしんどかったんだと思う

子どもと人生ゲームで遊ぶという選択肢が
私にはなかった

その他にもいろいろあり
結局一度もやらないまま6年が経ってしまったようだ

子どもたちは子ども同士で何度もやっていたので
遊び方は完璧でさくさくと進めていく
紙のお金や株券の扱いも手慣れたものだ

子どもの成長を感じた

私はよくわからないまま
子どもたちに手取り足取り教えてもらいながら
ゲームを楽しみゴールすることができた
最下位だったけどね

本物の人生はゲームみたいにうまくいかない

いや、ゲームもうまくいかないか

ただ

本物の人生のような
努力や迷いや後悔や喜びもない

山あり谷ありの人生だけど
めいっぱい人生を楽しんでいきたいし
子どもたちにも楽しんでいってほしいな

と人生ゲームをしながら思った

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