「好きなことならできるんだね」と思わないで

うつ病で休職中あるいは退職した職場の人が
遊んでいるのを見かけたらどのように思いますか?

「好きなことならできるんだね」

そう嫌味や文句を言いたくなる人も
いらっしゃるのではないでしょうか

その気持ちはわかります

その人が働けず、その分のしわ寄せが
あなたに来ている場合には特に
そのように言いたくなってしまうこともあるでしょう

しかし冷静に考えてみてください

うつ病になるほど心身に不調をきたした状態から
好きなことよりも先に
仕事ができるようになると思いますか?

給料とか社会人としての常識とか責任感とか
そういったことは完全に無視した場合
「仕事」と「好きなこと」のどちらをやりたいか
と聞かれたら、誰しも「好きなこと」を選びますよね

うつ病からの回復過程でも同様です

「なにもできない」
    ↓
「好きなことならできる」
    ↓
「なんとか仕事に行ける」

という順序なのです

このように考えると
休職中あるいは退職した職場の人が「遊んでいる」
という状態は良いことだと思えませんか?

ただ、遊ぶことができるようになったから
すぐに復職できるかというとそうとも限りません

うつ病の回復は
3歩進んで2歩下がって2歩進んで3歩下がるような
かんじなので遊べるようになったから=安心とも
言えませんが、少なくとも一番悪い状態からは
脱してきているとは言えるのではないかと思います

「好きなことならできるんだね」と
嫌味を言うのではなく
「好きなことをできるようになって良かった」
と喜んであげてください

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