読書記録『愛を伝える５つの方法』

今回は「愛を伝える５つの方法」という本をご紹介します

この本は少々長いですが、小難しい話はあまりなく、実際の夫婦の会話などが多く書かれているので読みやすいかと思います。夫婦のすれ違いを感じているかた、それをなんとかしたいと思っているかたにおススメです

愛を伝える５つの方法 | Gary Chapman, ディフォーレスト千恵 | 恋愛・結婚・離婚 | Kindleストア | Amazon

結婚相手の愛の一時言語を見つけ出すこと、そしてそれを話せるようになることが、末永く愛情に溢れた結婚生活を送る鍵です。

『愛を伝える５つの方法』第１章　結婚すると「愛」はどこへ消えるのか　より引用

この本は以下の１４部構成＋αで書かれています

結婚する前の恋人だったころにはお互いを尊重し、愛し、気遣って
「自分にはこの人しかいない！　この人となら幸せになれる！」
と思って結婚したにもかかわらず
いつのまにやら二人の間に距離がうまれてしまったなんてこと、ありませんか？

おそらく多くの夫婦でこのようなことを、両者もしくはどちらかが思っているのではないかと思います

二人の関係を壊すような明らかな出来事がない場合にも、どこか満たされない想いで悲しくなってしまうこともあり、それをパートナーがわかってくれないという想いが更にその空虚感のようなものを大きくしてしまうこともありますよね

私たちは普段一次言語（母語）として日本語を使用しています。一次言語が日本語以外の言語である人と完全な意思疎通をとることが難しいのと同様に、自分とパートナーが異なる愛の言語だった場合にはすれ違いが生じてしまうのです

パートナーが求める愛の言語を使用して愛情を表現していく必要がある、それを行わなければパートナーのことが大好きで大切に思っていたとしてもすれ違いが生じてしまう、ということです

では、愛の言語とはなにか？

先にも出てきたように５つの愛の言語があります

第一の愛の言語　ー「肯定的な言葉」

愛情を表現する一つの方法は、相手を建て挙げる肯定的な言葉を語ることです。

『愛を伝える５つの方法』第一の愛の言語　ー「肯定的な言葉」より引用

「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることやパートナーが作ってくれた料理を美味しいと言うこと、容姿を褒めることなどがここに含まれます

パートナーにちゃんと感謝のことばを伝えていますか？

もしもしパートナーが「肯定的な言葉」を重要視するタイプだった場合、あなたからの感謝のことばや褒められることばを待っていますよ

第二の愛の言語　ー「クオリティ・タイム」

「クオリティ・タイム」とは、誰かに丸ごとの注意を注ぐことです。

『愛を伝える５つの方法』第二の愛の言語　ー「クオリティ・タイム」より引用

一緒にテレビを観るという行為は、注意を占領しているのはテレビなので「クオリティ・タイム」とは言えないとのこと。お互いを見つめあって話をすることが「クオリティ・タイム」だそうです

一緒に映画を観に行って、観終わった後でお茶をしながらその映画について語り合う時間のような感じですね

パートナーの話を、スマホを見ながら適当に返していませんか？

もしパートナーが「クオリティ・タイム」を重要視するタイプだった場合、パートナーの不満は溜まってしまっていますよ

第三の愛の言語　ー「贈り物」

贈り物には、いろんなサイズ、色、形のものがあります。（中略）贈り物が一次言語の人にとっては、品物の値段はあまり重要ではありません。

『愛を伝える５つの方法』第三の愛の言語　ー「贈り物」より引用

「そんな高価なもの買うお金ないよ」
と思われるかたもいらっしゃるかもしれませんがそうではなく
見つけたものでも、作ったものでもOKだそうです

物自体をもらってうれしいというよりは
愛する人が自分を想い
それを自分のために選んでくれていることが
嬉しかったりしますよね

パートナーに贈り物をしていますか？

もしパートナーが「贈り物」を重要視するタイプだった場合、あなたからのちょっとしたプレゼントを待っていますよ

第四の愛の言語　ー「サービス行為」

サービス行為とは、配偶者があなたにやってほしいと願うことを実際にしてあげることです。夫や妻に仕えることで相手を喜ばせたいと願い、相手のために何かをしてあげることで愛を表現することなのです。

『愛を伝える５つの方法』第四の愛の言語　ー「サービス行為」より引用

家事・・・
毎日毎日やってもやってもいろいろあって
わずらわしくてやりたくなかったりもするけど
これらを積極的な態度で行えば愛を表現できるのだそうです

「自分の為にこれをやってくれてる」
と思うことができるんですね

家事をパートナー任せにしていませんか？

もしパートナーが「サービス行為」を重要視するタイプだった場合、家事をパートナー任せにする行為により「自分は家政婦扱いをされている」という認識を持たれているかもしれませんよ

第五の愛の言語　ー「身体的なタッチ」

身体的なタッチは、夫婦間で愛を伝える効果的な伝達手段でもあります。手をつなぐ、キス、抱擁、性交などはすべて、配偶者に感情的な愛を伝えてくれます。

『愛を伝える５つの方法』第五の愛の言語　ー「身体的なタッチ」より引用

性交に限らず、ちょっと触れることで愛の表現となります。

人それぞれ、好みの部位や程度は異なるので嫌がられない方法を探していく必要はありそうですね（腰に触られるのは苦手など、ありますよね）

パートナーに触れていますか？

子どもが生まれてからはあんまり・・・という方も多いかもしれません

もしパートナーが「身体的なタッチ」を重要視するタイプだった場合、さみしく思っているかもしれませんよ

ご自身、そしてパートナーの愛の言語がなにか
つまりこの５つのうち何を重要視しているか
わかる場合とわからない場合があるかと思います

私も明確にはわからなかったのですが本の最後にある確認テストにより知ることができました

お互いがなにを重要視しているかを知り、パートナーがより強く求めているものを提供することで、心に空いてしまった穴を埋めていけるのではないでしょうか

パートナーを想いながらお読みいただくことをおすすめします