エッセイ「負けず嫌い」という成長

私は負けず嫌いだ

誰かに負けたくないという気持ちがあったからこそ
やってこれた部分はあったように思う

おそらくおそらく問題があるレベルの負けず嫌いで
小さい頃は親や弟やいとことトランプをして
変な負け方をしようもんなら
泣いて怒っていたような気がする

子どもの頃はそんなもんなのかもしれないが
残念ながら私はその頃から
何も変わっていないと思っていた

しかしそうではなかった

あるとき中学生の子ども2人と
トランプをした
大富豪のルールは私の記憶にあるものよりも
かなり多くて少々戸惑ったが
一通り教えてもらってやることになった

その私の記憶になかったルールを
十分に把握できていなかったこともあり
私は変な負け方をした

小さい頃の私なら悔しくて怒っていただろう
しかし今回はそんな気持ちには全くならなかった

「子どもたちとトランプができて楽しい」
それで十分だと感じた
そして怒っていない自分に少し驚いた

親になることで少しは私も成長できたようだ

負けず嫌いは悪いことばかりではない
負けないようにと努力を積み重ねることができる

ただ「誰かに負けないように」よりも
「昨日の自分に負けないように」
「目標を決めたときの自分に負けないように」
ということが大事だったりする

負けず嫌いはほどほどに
人と比べるよりも
過去の自分に負けないという想いでいたいね

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