エッセイ「家族のデフォルトを知る」といううつ病の早期発見

私は1か月ほど前から言語聴覚士の仕事に
復帰している
まだ1か月なので、その日に割り当てられた
担当の利用者さんは
その日はじめましてのことも多い

そんな時は他のSTから「こんな人ですよ」
と簡単な送りをいただくのだが
今日の利用者さんは聞いていた情報と
異なっていた

おそらくその利用者さんが
いつもと違う状況だということだ

それがなぜなのか
眠かったのか
体調が悪かったのか
機嫌が悪かったのか
私がうるさかったのか
真相はわからないが
この利用者さんがいつもと違うのだろう
ということだけはわかった

もし私が普段の状態を知らなければ
このいつもとの違いに気付くことが
できなかったわけだ

これはなにも仕事上だけのことではない

各家庭でも同じことが言える

あなたは家族の趣味や好きなことを知っているだろうか

うつ病になった場合
趣味や好きなことへの興味もなくなる可能性がおおいにある

しかしながら家族の趣味などを知っていれば
それがきっかけで家族の異変に気付くことが
できるかもしれない

あれ?いつもはあのアイドルの推し活してるのに
最近していないな、どうしたのかな

とはやくに気付くことができれば
そのぶんはやくに治療を開始することだってできる

家族のデフォルトを把握しているというのは
重要なことだ
それだけでうつ病の早期発見に繋がるのだ

こんなことをまとめたKindle本もあります

コメントを残す