エッセイ「空を見上げる」という喜び

季節柄、せみが死んでいるのをよく見かけるが
どうしてせみはいつも
仰向けで死んでいるんだろう

せみはどのくらい見えているのか
どこに目がついているのか
そもそも
目があるのか見えるのか
よく分からないが

お腹側にそこそこ見える目が
ついていると仮定すると

死んだとき
青空を見上げながら死んだということになる

それがなんかいいなって思った

おそらくせみにとっては好ましくない
やたら熱すぎるアスファルトの上で
転がってることが多いんだ
せめてアスファルトの方じゃなくて
青空の方を向いて死にたいじゃない?

最期に見る景色が青空の方がいいじゃない?

人は
落ち込んだとき
元気がないとき
思い悩んでいるとき

ついつい下を向いてしまう

でも顔を上げてみるとそこには青空があって
それだけで気分が晴れやかになったりする

うつむきたくなることもあるけど
青空を見上げてみて

そしたらきっと
なにかいいことが待ってるから

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