読書記録『夢と金』


はじめに思ったこととしては
「余白スペースでかっ、笑」

これなら本が苦手な人も読みやすいですね

そして目次がなんとも斬新なデザインでした

Amazon.co.jp: 夢と金 (幻冬舎単行本) eBook : 西野亮廣: 本

今回は『夢と金』の読書記録を書いていきます。有名で話題の本なので既にお読みになった方も多いのではないでしょうか

普段電子書籍で読むことが多いのですがこの本は子どもにも読ませたいかなと思い、紙の本を入手しました

『 夢と金 』

 著者:西野亮廣
 発行所:幻冬舎
 2023年4月19日 初版発行

この本を読んで思ったこと
「私はお金持ちの人の気持ちが全く分かっていない」
ということです

お金持ちでないから仕方ないと言えばそれまでなのですが、そこを知ろうともしてこなかったことに反省しました

さて本書は以下の3部構成で書かれています

『 夢と金 』

 1 富裕層の生態系
 2 コミュニティ
 3 NFT

お金がないと続けられない

「お金」が尽きると「夢」は尽きる。これが真実だ。

 『 夢と金 』はじめにより引用

本の帯にも書かれているこのことば
なんとも現実的ですよね

子どもの頃、夢は無限大でした
けれども歳を重ねるごとに徐々に夢が減っていったのではないでしょうか

それは偏差値が足らなかったり、親に反対されたり、様々な理由があるかとは思いますがその中のひとつ大きな原因として「お金がない」というものがあるのではないでしょうか

「お金がない」ことによって諦めてしまった夢・・・誰しもあるかもしれません

しかしこれすごく勿体ないことですよね。もしかしたら自分はその原石かもしれないのに、磨き上げる費用がなくて輝くことができなくなってしまったかもしれないのです。お金がないという理由だけで輝く機会を失ってしまったかもしれないのです

「お金がない」ことによって夢を持ち続けることすらもできなくなってしまうんですよね

夢だけでは叶えられない、そこにはお金も必要です

この本ではそのようなことにならないように必要なお金を用意できるためのヒントがつめこまれています。同じようにはできないかもしれないけど(というかこの本を既に読まれた人も多いでしょうからただ同じようにやるだけでは多分埋もれる)自分の分野での活かし方を考え、取り入れ、応用させていただくことで物事が変わってきそうな気がしました

富裕層が何を求めているか

安くするためには、富裕層を掴まなくてはいけない。
ただ、「富裕層が何を求めているのか?」が分かっていないと、富裕層に買ってもらえる商品は作れない。

『 夢と金 』第1章 富裕層の生態系 キミの挑戦に大きなお金を出してくれる人の生活を想像しろ より引用

この本に書かれているVIP席の話が個人的には一番衝撃的でした

ごくごく簡単に書くと「一番観やすい席で観てください、とVIP席を一番前にするのは間違い」ということです

私は若い頃、某ヴォーカルグループが大好きで、おっかけとまでは言いませんがそれでも新幹線に乗ってLIVEを観に行ったことが何度かありました。そんなファン心理としては「一番前で観たい!!!」なんですよね。手を伸ばせば推しのメンバーに触れることができそうな(勝手に触ってはいけません、笑)一番前の席が希望なのです。見上げなくちゃいけなくて首が痛くなろうが関係ないのです。誰が何と言おうと一番前が良いのです
指定席のLIVEでは席は運次第ですが、席が決まっていないLIVEやショッピングセンターなどでのイベントでは、はやく行って場所取りをすれば一番前で観られるためいつも早くから会場入りして一番前を陣取っていました

このようにファンにとっては「一番良い席 = 一番前の席」なんですよね

しかし「 VIP席 = 一番前の席 」ではないということなんです

VIPは一番前で観たくて高いお金を払ってるわけではない・・・

この考えが私には全くなく衝撃的で、先ほど書いた「私はお金持ちの気持ちが全く分かっていない」と思った所以です

私は「VIPは一番前で観たいから高いお金を払っている」と信じて疑っていませんでした。もしかしたらそういうVIPもいるかもしれないけれども、基本的にはそうではなく、付き合いとか建前とか、そういう大人の事情が大きく関係している様子。そのあたり全く理解できていなかった私は本当に世間知らず、知識なしのお子ちゃまだなと心底思いました

詳しい内容は本を読んでいただいた方が良いと思うのでこれ以上の記載は控えますが、とにかく「富裕層が何を求めているのか?」を考え理解しないといけないということです

節約主婦にも理解できるのかしら・・・
という不安が頭をよぎりますが、自分の価値観がすべてと思い込まず「富裕層はどのように考えるのか」ということを一度立ち止まって考えてみる姿勢が大事ですね

これ以外にもいろいろ衝撃的な一冊でした

これから何度も読み返して頭に叩き入れたいと思います。そして子どもにも読ませたいと思います

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