ことばの羽根 ~あるSTの物語~34

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前回
リハビリというものには
『ご本人の想い』
『家族の想い』
『医師の想い』
『看護師さん、介護士さんの想い』
『リハビリスタッフの想い』が複雑に交錯する
と書いた

これは言語リハビリよりも
嚥下リハビリに強く言えることだ

嚥下リハビリに関しては意見がわかれやすい

その理由として
 ・命にかかわるため
 ・栄養をどのように確保するかが重要となるため
 ・食事介助には時間と手間がかかるため

このようなところだろう

口から食べてほしい気持ちはあるものの
患者さんの嚥下状態によっては
その気持ちだけですすめられない

そして介助に時間がかかりすぎるような場合
なかなか難しい場合もある

摂食嚥下には大きく3つの期があり
ごくごく簡単に書くと
「先行期」で食べ物を認識し
「口腔期」で口の中に取り込み咀嚼し
「咽頭期」でそれを飲み込む

患者さんの中にはこの3つの期の
全てに問題がある方もいる

そのような場合
・声かけをして食べ物を認識させ口を開けてもらう
・食事形態を考慮した上で、
  車いすやベッドの角度を調節し食べ物を
  送り込みやすくする
・飲み込みの反射が起こるまで粘り強く待つ

こんなかんじになるわけだ

STは評価のためにこのようなことを行うが
普段食事介助をしてもらう際に
看護師さん介護士さんにここまでのことを
お願いするのは難しかったりする
(もちろん程度によるが)

いかにSTと同じように
病棟で行ってもらうかが重要ではあるのだが
これがなかなか難しい

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