ことばの羽根 ~あるSTの物語~13
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3年生になり学生生活もあと1年となった
国家試験まで1年をきった
1年後にはSTとして働いているはず
ということにはあまりピンときていなかった
とりあえず目の前のことを頑張ることにした
3年生では聴覚検査実習と臨床実習
そして院内臨床がある
それぞれで実習のタイミングは異なるため
(実習先の受け入れの都合により)
実習以外の期間に国家試験対策の勉強を
するというかんじだった
私の場合は8月に1週間の聴覚検査実習
9月10月に8週間の臨床実習という
スケジュールであったため
国家試験の勉強もわりとしやすかったように思う
もっと遅いタイミングでの実習だと
国家試験対策がやりにくいのだ
言語聴覚士の国家試験は1999年に
初めての試験が行われたそうだ
それまでにも仕事としてはあったのだが
国家資格として認められたのが
この時だったということらしい
私が受験したのは第6回だったので
過去には5回試験が行われていた
いわゆる「過去問」と言われる問題集には
第3回から第5回の3年分の過去問が
載っていた
国家試験問題は問題文があり選択肢の中から
正しいものを選ぶというマークシート形式
そのため私は選択肢に出てきた用語を
理解しているか把握するための表を
Excelで作成した
理解していないものに色を塗り
その用語について調べ理解し
チェックをしていくという方法だ
過去3年分の問題×選択肢(5つだったかな)
があればかなりの量になり
おおよそのものは網羅できる
複数回登場している用語は重要度も高い
こんなかんじで国家試験対策の勉強を
進めていった
続く。
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