エッセイ「好きと言える」という特技

私はバカ正直だ

すぐ顔に出る

嬉しいときは笑顔になり
悲しいときはすぐに泣き
イラっとすると怖い顔になる

ポーカーフェイスに憧れるが
私には無理だ

そして私は表情だけではなく
それをことばにもしてしまう

好きなものは好きだと言い
嫌いなものは嫌いだと言う

もういい大人なので
言ったら相手が傷付くようなことは言わないが
そうは言っても
こんなバカ正直で単純な自分の特性を
自分では少々厄介に思っていた

しかし
どうやらこれは良いことらしい

好きなことを好きと言うこと
嬉しい時に嬉しいと素直に表現できること

こんな、自分にとってはなんてことない
というかむしろ少々厄介にさえ思っていたことを
認めてもらえることが度々あるのだ

そんなふうに人のそんなところを
認めてくれるその人がすごいなと思うが
今回はそれは置いておいて
素直に好きと言えることも
自分の特技なのだと気付かせてもらえた

ちなみにどうしてそれができるのかと言うと
「言いたいから」
ただそれだけだ

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