エッセイ「名刺」という人見知りの支え
私はもともと言語聴覚士として働いていたが
平社員だったため名刺は持っていなかった
というわけで名刺の受け渡し方も
よくわからないのだが
半年ほど前に
大杉潤さんの出版記念パーティーに出席する際
他の出席者さんたちに
飛立未鳥の名前を知ってもらうため
名刺を作ることにした(自作だが)
このデジタルな時代に
アナログな名刺もどうかとは思ったが
何がきっかけになるかわからないということで
このサイトの二次元コードを載せた名刺を
作成した
名刺にはいろんな役割があると思う
◎ 音声のみでは伝わりにくい名前を文字によって伝えられること
◎ いずれ忘れてしまう名前を文字として残しておけること
◎ メールアドレスやURLなど音声のみでは伝えられない多くの情報を載せられること
これらのほかにも名刺があることで
知らない人に話しかけやすいというメリットが
あるのではないかと思う
名刺の受け渡しをするタイミングとして
仕事などで自分が話す相手が明らかな場合もあるが
そうではない場合もある
パーティーなどの
たくさんの知らない人がいるような場合だ
後者は人見知りの者にとっては
なかなかの苦行だ
しかし名刺があると少々ハードルが下がる
「自分はこういう者です」
と提示して話しかけやすくなるのだ
きっかけがあるというのはなかなかにありがたい
名刺は人見知りの者にとって支えになるのである