読書記録『相続・遺言・介護の悩み解決 終活大全』
本書は以下の7部構成で書かれています
『相続・遺言・介護の悩み解決 終活大全』
1 認知症になったら、大事な資産は凍ってしまうかもしれない
2 病院は最期まで面倒をみてくれない
3 80歳以降にかかるお金、ほんとはいくら?
4 葬儀とお墓と不動産は金融MAPの一丁目
5 お金を生かす遺言書
6 必須!保険の見直し
7 80歳からお金に困らずどのように生きていくか
救急搬送=「延命治療をする」ということ
救急車を呼ぶこと自体、延命治療をしてほしいという意思表明にあたります。
『相続・遺言・介護の悩み解決 終活大全』第2章 病院は最期まで面倒をみてくれない より引用
(中略)
① かかりつけ医があっても、いつでも受け入れてもらえるわけではない
② 救急搬送されると延命治療を受けることになる可能性が高くなる
③ 自宅で看取りを希望する場合は自宅で看取ることのできる医師(在宅医)と連携をとっておく必要がある。
自宅で最期を迎えたいと思っているのに
救急車を呼んでしまうと延命治療がなされる
ということなんですね
そりゃそうですよね
救急車ですから。それが仕事ですから。
自宅で最期を迎えたいのに救急車を呼ぶのは
矛盾してますよね
本来呼ぶべきは普段から連携をとっている
「在宅医の先生」
そうしないと警察が介入するなど厄介なことに
なってしまう場合もあるらしい・・・
第3者の専門家を頼ることも大切
遺言書の作成支援や認知症対策、相続対策のしくみづくりには、「人」「物」「金」「想い」の情報が必要です。親子だけでは話しづらいことでも、第三者が入って話をすることによって親子がお互いの想いを知り、より向き合えるようになることがあります。客観的に見える化できるようになるからです。
『相続・遺言・介護の悩み解決 終活大全』第7章 80歳からお金に困らずどのように生きていくか より引用
専門家を頼ることでお金はかかってしまいますが
専門的な内容で難しかったりしますし
家族間だとうまく話し合えないけれども
第3者が入ることでうまく話しあえる
ということもありますよね
家族間だとついつい感情的になったり
高圧的になったりという人も
私の周りにも何人かいます
家族って難しいですよね
本書において著者が伝えたいことは
「家族で話し合っておきましょう」
ということです
「縁起でもない」と言わずに
財産をそうするのか
延命治療についてどうするのか
等の内容を元気なうちに
家族に伝えておく必要性を訴えています
そしてそれを正式な文書として
遺しておくことも大切です
そのようなことがよくわかる一冊でした