エッセイ「アイドル」という笑顔のデフォルト
先日アイドルのすごさを感じたのでここに記しておきたい
9月17日、ぼうさいこくたいBGMスクエアに行ってきた
私の目当てはVoicePercussionKAZZさんなのだが
(KAZZさんの話はまだ後日書く予定)
他にも何組かのアーティストさんが出演されていた
その中のひとりが「時東ぁみ」さん
私の認識としては時東さんは
「メガネをかけているアイドル」っていうかんじ
そして「なんで”あ”が小さいんやねん!」
と、なんとも微妙な印象を持っていた
デビュー当時から名前は知っているが
歌は聴いたことがないかもしれない
(ごめんなさい・・・)
現在の時東さんを「アイドル」という表現をするのは
ご本人的にもファンの方的にも違うのかもしれないが
「元祖メガネっ娘アイドル」とのことなので
「アイドル」ということでいかせていただく
「ぼうさいこくたい」とは防災の学会のようなものであり
会場には老若男女いろんな方がいて
いわゆるアイドルオタクと表現できるようなかんじの方は
いらっしゃらないかんじだった
(時東さんは防災士の資格を取得されているとのこと)
というわけでおそらく時東さんにとっては
アウェー感が強かったのではないだろうか
手拍子やフリを促しても決して動かない
ノリの悪い観客もいる
そんな中でも時東さんは終始笑顔なのだ
歌詞と歌詞の間の本当にちょっとした間に至るまで
歌っていない瞬間はすべて笑顔だった
デフォルトが笑顔だったのである
「アイドル」とはそういうものなのかもしれないが
それが自分にできるかと問われると
私は「できない」と断言できる
いつでも笑顔でいるって難しい
出来る限り笑顔でいなきゃと思っても
疲れたら疲れた顔になるし
嫌なことを言われたらムッとした顔になる
アウェー感が強い中でも、私のような一観客に
「笑顔がデフォルト」だと思わせることって
ものすごいことだと思う
かなり意識的に行わないとできないだろう
でもおそらく時東さんの場合は
無意識的にできるレベルに達していると思われた
笑顔は世界を救う
なんて言ったりもするけど
本当に救ってくれそうな気がした
「ぼうさいこくたい」には欠かせない
必要な笑顔なのではないかと思えた
私も笑顔がデフォルトになれるよう
口角を上げていきたい