読書記録『今日から行動力を一気に高める本』

自分を効率的に動かす「やる気」マネジメント 

『今日から行動力を一気に高める本』

 著者:小山龍介
 発行所:三笠書房
 2017年9月20日 初版発行

本書は行動したいのになかなか行動できないと思っている方におすすめの一冊です

本書は以下の4部構成で書かれています

『今日から行動力を一気に高める本』

 1 「行動力」の差が、そのまま「人生」の差になる!
 2 「やる気」マネジメント―やり続ける・やり抜くコツ
 3 今この瞬間、「集中力」を最高に高める技術
 4 新しいことに「挑戦したくなる力」を身につけよう
 5 リーダー「最強の行動力」―人を効率的に動かす!

こつこつ積み上げる

大きな目標があるのなら、それをできるだけ小さくブレークダウンして、毎日の業務に落とし込んでみることです。「毎日一つ、企画を考える」「毎日一つ、興味深い情報をチームメンバーに送る」(中略)・・・。いずれも、毎日の目標は小さなものですが、それが積み重なると大きな目標へ到達することができます。

『今日から行動力を一気に高める本』第2章 「やる気」マネジメント―やり続ける・やり抜くコツ あなたのやる気をさらに高める「発想ノート」より引用

大きな夢や目標があってそこに向かって突き進もうとするとき、どのようにしていきますか?

なにかのセミナーに申し込む、のようなこれまでとは明らかに異なった行動も大事かもしれません。しかし自分が今できる小さなことを考えて毎日毎日それを積み重ねていくという行動もすごく重要です

それまで上手にできなかったことでも毎日繰り返し行うことで自分のものになっていくことだってありますよね

私は結婚するまで料理をほとんどしたことがありませんでしたが、結婚し毎日やらざるを得ない状況となり、それなりに作ることができるようになりました。私の場合、料理人を目指しているわけではありませんが毎日の習慣化によりできるようになったこととして言えるかと思います

現在はこのブログを毎日更新し積み上げていっています。またKindle本はこれまでに31冊出版したことで想いをことばにしていく力はついてきたように思います

私は「いつでも自分を信じていれば報われない努力はない」ということばを座右の銘としています。自分の夢や目標に向かって自分を信じてこつこつ積み上げていけば報われない努力はないと信じています。もちろんすべての人のすべての夢がかなうわけではありません。しかしどのような形であっても自分を信じて頑張ったことはなんらかの結果としてついてくると思うのです

簡単に結果が出たら良いのですが、目指すものが大きければ大きいほどなかなか結果は出ませんよね

それでも諦めずに毎日の積み重ねを大事にしていきたいですね

コントロールできることに目を向ける

コントロールできないことはしょうがないと割り切る。そしてできるところについては、全力を尽くす。
(中略)
チルチルとミチルは、ふと鳥かごを見ると、そこには青い鳥がいる。「しあわせの青い鳥はぼくたちの家にいたのだ」と気づくのです。
ここに込められた寓意は、モチベーションの管理にもつながっていきます。
「モチベーションを高めてくれる世界はないだろうか」と探してもどこにも見つからないでしょう。それは、あなた自身の心の持ちようであり、コントロールできないことに心を煩わせることなく、コントロールできることに集中すべきなのです。

『今日から行動力を一気に高める本』第3章 今この瞬間、「集中力」を最高に高める技術 「尋常ではない集中力」が生まれる瞬間より引用

本書を読んで、著者の「他人に振り回されずにすすめ」という考えが一貫していると感じました

この部分もまさにそのうちのひとつです。

本書ではコントロールできるものとして「電話・メール・雑音」を挙げています
一方コントロールできないものとして「時代・他人・過去」を挙げています

うまくいかないことをつい、時代のせいにしたり、他人のせいにしたり、過去のせいにしたりすることもあるかと思います。でも心をそこに向かわせていてもなんにも良いことってないんですよね

時代も他人も過去も、自分にどうにかできることではない

そこにとらわれて動けなくなるのはちょっともったいないですよね。だってどうしようもないのですから。

私もうつ病真っただ中のときは過去や他人に対していろいろ考え、後悔し、恨み、反省し、自己嫌悪になり・・・これでもかというくらいマイナスの感情であふれかえっていました。あれはあれで必要な時間だったのかもしれませんが、少なくともその期間は何も動けませんでした。何をしていてもそれらの考えにとらわれてしまっていました

コントロールできることに目を向け、できることを全力で行うことにより集中力を高めて行動していくことができる、これは心に留めておきたい内容ですね

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