エッセイ「自分のペースで動く」という意欲の指標

同居する家族との生活に
ストレスがかかるかどうかの指標の1つに
「自分のペースで動けるか」
というものがあるように思う

人それぞれペースというものは違う
その日の体調や気分によっても変わるだろう

家事Aと家事Bをしてから朝食を食べたい
化粧をしてから家事Aをしたい
朝食は食べたくない
もう少しゆっくりしてから動きたいなど
人それぞれ違うのだ

しかし誰かと同居していると
その自分のペースや順番といったものが
思い通りにはいかない

毎朝6時に起きなければならない
家族の朝食の時間の前に洗濯を干さなければならない
化粧の前に家事を終わらせなければならない

といったかんじで「やらなければならない」
という制限でがんじがらめになる

同じ「やらなければならない」でも
人が決めた決まりごとの通りに動くのと
自分の動きたいタイミングで動くのとでは
随分と異なる

これは自分の家事にまつわる想いではあるが
考えてみると子どもの勉強に対する想いも
おそらく同じだろう

「勉強しなさい」と言われると嫌なものだ

自分のペースで勉強しないと
やる気にもならず反発するだけだろう

人にはそれぞれペースがある

それを邪魔せぬよう
お互いがお互いのペースを尊重していくことが
家族がうまくいく秘訣かもしれない

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