うつムスメの思考

本書により、我が子がうつ病になったときにどのように接したら良いかがわかります。

メインメッセージ

うつ病になった身近な人(特に我が子)と、どのように接するのか、どのように行動するべきかを知ろう

こんな方へ

我が子がうつ病になり悩んでいる親御さんへ

注意

① 本書のタイトルは「うつムスメの思考」であり、うつ病になった娘のことを指します。「娘」としておりますが息子さんの場合も同様にお読みいただけます。
② 本書は「うつ思考シリーズ」として、拙著「うつ部下の思考」の続編という形になっておりますが「うつ部下の思考」未読であっても、本書を読んでいただくことは可能ですのでお気軽にお読みいただけますと幸いです。



--- はじめにより ---

小さくてかわいかった我が子も
いつのまにか大きくなった

学校、会社、家庭
数々もの希望に満ち溢れた世界が彼女を待っている

しかし
いつ、どこで、どうしてかはよく分からないけれど
歯車が狂い始めた

我が子は動けなくなった
話さなくなった
そして
笑えなくなった

どうやら我が子を苦しめているのはうつ病のようだ

うつ病・・・
名前はよく聞く

私の職場でもうつ病にかかって退職した人がいた

けれども、具体的にどのような病気なのか説明しろと言われると・・・

何事にも意欲がなくて引きこもっているかんじか?
それは甘えではないのか?

残念ながらよくわからない

けれど私は愛する我が子のためになにかしたい

なにか私にも力になれることはないのだろうか・・・・


我が子がうつ病に苦しみ、今あなたは自分のことのように苦しんでみえるのではないでしょうか?


「うつ病」という病気は耳にする機会も多いのではないかと思います。
しかし残念ながら、その症状などについて誤解されていることが多く、「うつ病」という名前だけがひとり歩きしている状態です。それにより当事者が苦しめられている状況も存在します。

あなたのお子さんは今、うつ病で苦しんでみえます。
しかしあなたのお子さんには、我が子を愛し、心配してくれる親がいます。
自分にもなにかできることはないかと模索し、本書を手に取ってくれた「あなた」という親がいるのです。

非常に強いミカタです。
それが本当に良かった。

大丈夫です。
今からでも決して遅くありません。

本書を通じて、うつ病の正しい知識と対応方法を知っていただけたらと思います。
本書が、あなたのお子さんが笑顔を取り戻し、あなたも最高の笑顔でいられる一助となれば幸いです。

目次

はじめに
第1章 うつムスメの症状と基本事項
 1.うつ病とはどういうものか
 2.押さえておいてほしいポイント
  ポイント①『精神的な症状と身体的な症状のダブルパンチ』
  ポイント②『うつ病は脳の病気』
  ポイント③『休むことが重要』
  ポイント④『薬の力も必要』
  ポイント⑤『時間が必要』
 3.うつムスメの思考
  思考① 何もしたくない
  思考② 何も聞かないで
  思考③ ほっといて
  思考⑤ 死にたい
第2章 うつムスメとの関わり方
 1.家族の基本姿勢
  基本姿勢① 過干渉になりすぎない
  基本姿勢② 必要な時は手を差し伸べる
  基本姿勢③ 決して非難しない
  基本姿勢④ ありのままを受け止める
  基本姿勢⑤ 「あなたのミカタだ」と伝える
 2.してほしい3つのフォロー
  フォロー① 身体面
   〇 買い物は極力代行
   〇 調理せずに済むように
   〇 代わりに運転してあげて
   〇 みんなで育児しよう
   〇 体調のチェック
  フォロー② 経済面
   〇 現金はありがたいけれど・・・
   〇 食材やおかずも大歓迎
  フォロー③ 精神面
   〇 定期的なやりとりをする
   〇 遊びをすすめる
   〇 ひとりでも心配し過ぎない
   〇 むやみに人に話さない
   〇 家庭内に問題がないかチェック
 3.うつムスメとの関わり方まとめ
第3章 うつムスメに言ってはいけないNGワード
 1.NGワード
  NG①「いつまで寝ているんだ」
  NG②「お風呂に入りなさい」
  NG③「ご飯食べなきゃだめ」
  NG④「好きなことはできるんだね」
  NG⑤「もっと頑張れ」
  NG⑥「いつになったら働けるんだ」
  NG⑦「甘えるな」
  NG⑧「やってあげたんだから感謝しなさい」
  NG⑨「〇〇は△△なのに」
 2.NGワードまとめ
あとがき
奥付


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