読書記録『12000冊のビジネス書を読んで試した経営コンサルが名著100冊から「すごい時間のつかい方」を抜き出して1冊にまとめました』

『12000冊のビジネス書を読んで試した経営コンサルが名著100冊から「すごい時間のつかい方」を抜き出して1冊にまとめました』

 著者:大杉潤
 発行所:WAVE出版
 2024年3月19日 初版発行

毎日やりたいこと、やらなければならないことにおわれ時間がないと思っているすべての方へおすすめです

本書は以下の6部構成で書かれています

『12000冊のビジネス書を読んで試した経営コンサルが名著100冊から「すごい時間のつかい方」を抜き出して1冊にまとめました』

 第1章 仕事のキホン
 第2章 ワークライフバランス
 第3章 マインドセット
 第4章 キャリア形成
 第5章 幸せの実現
 第6章 ライフシフト

時間をどのように使うかは人生そのもの

人生100年時代と言われるように、平均寿命の延びとともに人生の持ち時間は長くなってはいるものの、有限であることに変わりはありません。その限られた時間をどのように使うのかが「人生そのもの」なのです。

『12000冊のビジネス書を読んで試した経営コンサルが名著100冊から「すごい時間のつかい方」を抜き出して1冊にまとめました』はじめに より引用

本書が上記のような章立てになっている理由がこの部分から読み取れるように思う

「時間のつかい方」というとついつい目の前にある仕事のやり方に目を向けがちだが決してそれだけではない、人生全体の時間をどのように使っていくのかが人生を大きく左右するということを著者は伝えたいのではないだろうか

6つのテーマは「時間軸」によって、短期・中期・長期の3つに分かれます。第1章・第2章は、短期的な視点で、いかに効率よく仕事を進めて成果を上げるか、生産性を高めるかにフォーカスしています。20代、30代のビジネスパーソンに役立つ書籍やノウハウが多く含まれます。
第3章・第4章は、20代から50代まで幅広いビジネスパーソンに最も関心の深い中期的な視点で、思考力、習慣化、差別化を軸としたキャリア形成に役立つ内容を中心にしています。
第5章・第6章は、全世代にわたって役立つライフシフト戦略の全般を扱っており、長期的な視点での夢・目標の実現、幸福、人生設計について深く考察しています。

『12000冊のビジネス書を読んで試した経営コンサルが名著100冊から「すごい時間のつかい方」を抜き出して1冊にまとめました』はじめに より引用

本書はタイトルの通り、著者がこれまでに読んできた膨大なビジネス書の中から厳選し実践し、自分なりにアレンジもしつつでつかみとってきた方法が凝縮されている。さすがに100冊もあるのでおススメ本1冊あたりの書かれている量は少ない。その分、本当に必要箇所だけピックアップされている

それを時間軸によって、各2つずつの要素から章立てをしているというわけだが個人的にこの構成の仕方がやられたな、さすがだなと著者に対し改めて尊敬の念を抱いた

本書はこれまでに膨大な量のビジネス書を読破してきた著者でしか書くことができないとんでもない1冊だ

本書に紹介されている本の中で気になった本を読んでみるも良し
本書に書かれているエッセンスをまるっと真似してみるも良し

いずれにせよ、効率的にやるべきことをこなし人生を楽しみながら誰かの役に立っていくためのヒントが本書につめこまれていることは間違いない

コメントを残す