読書記録『瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。』
A4一枚のメモ × 秒速で書く
「言語化力」トレーニング。
「うまく言葉にできない・・・」が「パッと言葉にできる」になる!
この本は何かを質問されたときなどに頭が真っ白になってなにも答えられなくなってしまう人が「言語化力」をトレーニングしていくための本です
本書は以下の4部構成で書かれています
『瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。』
1 人は「伝え方」より「言語化力」で評価される
2 どうしたら「言語化」できるようになるのか?
3 瞬時に「言語化」できるようになるシンプルなトレーニング
4 瞬時に「言語化」できるようになるシンプルなトレーニング【実践編】
5 もっと「言語化」できるようになる方法【発展編】
イメージの言語化
私たちが「ぼんやり思っていること」のほとんどは「言葉」の形を取っておらず、モヤっと霧がかかったような「曖昧なイメージ」の状態にあります。「感覚」や「概念」といいかえてもいいかもしれません。
『瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。』はじめに より引用
頭の中にあるのはイメージなんですよね
私は言語聴覚士の資格を持っているのでそのあたりの知識を織り交ぜながら書いてみたいと思います
表現したいイメージをことばで話すとき・・・
① 物や文字を見て自分の中にあるイメージがわく
(りんごのイメージ🍎)
↓
② ことばの引き出しからイメージと結びつく単語を探す
(「り」「ん」「ご」音の順番は明確でない)
↓
③ 正しい順番に並べる
「「り」「ん」「ご」の順になる)
↓
④ 口の動かし方を指示する
↓
⑤ ことばが出る
ここではわかりやすいように「りんご」にしていますが抽象的な内容であっても同様に、頭の中で常に文字として存在しているわけではありません
ぼんやりとしたイメージが私たちの頭の中に無数にあります。それを「ことば」として変えていかなければなりません
本書にはその部分を速く的確に行うためのトレーニング法が書かれており、本書さえ読めばすぐに「言語化」できるようになるというものではないそうです。1回2分×3回/日で行っていくように記されています
なにごとも練習ということですね
ちなみに「りんご」の例にある①の部分をトレーニングしていくということですね
なお本書は言語化力=何を言うかを磨くためのものですが、ビジネスパーソン向けに多数出版されているような一般的なコミュニケーション本は伝え方=どう言うかに焦点を当てたものであり、そのような本を読んでも言語化力は磨かれないとのことです。この部分は「りんご」の例の⑤の部分ですね
言語化するのは自分の思い
このトレーニングを通じて言語化したいのは「一般論」ではなく、あなた自身の「思いや意見」です。
『瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。』 4 瞬時に「言語化」できるようになるシンプルなトレーニング【実践編】より引用
なにか質問をされたときに一般論しか出てこないのであればそれはAIが返答しているのと変わらないのかもしれません。もちろん既に「情報の量」としては私たち人間よりもAIの方が圧倒的に優れていることは事実です
しかし私たち人間にはできごととそのときに抱いた感情・そこから感じた気持ちがあります
せっかく人間として感情を持っているのですからこの部分を大切にしていきたいですね
経験 = できごと + 感じたこと
『瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。』5 もっと「言語化」できるようになる方法【発展編】より引用
このようにも書かれていました。
「一般論」ではなく「自分の思い」を「言語化」していくトレーニングをしてみませんか?
私もやってみます