友人からコンプレックスを打ち明けられたら
今回も前回までに引き続きコンプレックスに関連した話題でお届けします
今回は恋人や友だちなど他者がコンプレックスに思っていることに対して、あなたがどのように反応するかを考えていきましょう
そもそも他者がコンプレックスに思っていることをカミングアウトするということは多くの場合は「あなたのことを信頼している」と言えるでしょう。たいして仲が良いわけでもない人にわざわざコンプレックスを話さないですよね(完全にネタにしている場合は話は別ですが)
信頼関係が前提として存在しているのです
そもそも自分がコンプレックスに思っていることを他者が気にしているかというとそうとは限りません
ある女性は自分のことを「かわいくない」と思っているのに対し、その女性の彼氏は「かわいい」と思っていたり。
ある男性は低身長を気にしているけれども、その男性の彼女は全く気にしていなかったり。
このようなこともありますよね
もしも他者が、予想もしなかったようなことをコンプレックスに思っていてそれを打ち明けてくれた場合、どのような反応をしたら良いでしょうか
例①のように返答する人はいないかと思いますが例を挙げるとこのようなかんじですね。本人のコンプレックスに完全同意してしまっています。信頼関係が前提にあるため、もし他者がコンプレックスに思っていることをカミングアウトしてくれた場合にそれに同意してばかにするような発言は決してしてはいけません。これをしてしまうと信頼関係を壊しかねません
例②は否定バージョンです。コンプレックスに思っている内容自体を否定しています
この返答に関しては誰がするかによって受け止め方は異なります。例えばこのように彼氏が返答してくれれば嬉しく思うことができるかもしれませんが、誰もが認めるような美人がこのように返答した場合にはイヤミとして捉えてしまいそうですよね(苦笑)
例③も否定バージョンではあるのですが、例②はコンプレックスの内容に対して否定しているのに対し、こちらはコンプレックスに思っていること自体を否定しているようなかんじですね
このように言われた場合「気にしなくていいんだ、まわりの人は気にしてないんだ、私はしょーもないことに悩んでいたんだ」とポジティブに考えられるときと「私の気持ちなんてどうせわかんないよ」とネガティブに受け止めてしまうときがあります
何の違いにより左右されるかというと、コンプレックスを抱いている人の性格、コンプレックスの強さ、そして二人の関係性などによります
というわけでどの返答もマイナスに働いてしまう場合があるのです。それではどのように返答したら良いのでしょうか
おすすめの返答としては
① まずびっくりする
これにより「自分はそんなこと思ってもいないよ」ということが間接的に伝えられます
② 次にコンプレックスを持っている気持ちを受け止める
これにより相手が「自分の想いを受け止めて、わかってもらえた」と思うことができます
③ 最後にそのコンプレックスの内容自体を否定する
これにより「自分はそれについて気にしていないからあなたも気にする必要はない」ということがしっかりと伝えられます
これらを自然に伝えることができれば相手は「この人に打ち明けて良かった。そんなに気にしなくて良いのかもな」と思うことができるでしょう