いつコンプレックスに思うのか
前回は「なぜコンプレックスに思うのか」について考えてきました
前回の記事はこちら
今回は「いつコンプレックスに思うのか」について考えていきましょう
いくら強いコンプレックスを抱いていたとしても四六時中それについて考えている人はいないでしょう。なにか他のことを考えているときもあるはず。逆に言うと、考えている時間が長ければ長いほどコンプレックス度が強いと言えそうですね
では、いつ思うのでしょうか?
自分自身が誰かと比較したとき
前回の記事でもあったように誰かと比較するからコンプレックスに感じてしまうのです
そのため「いつ」コンプレックスに思うのか、というと誰かと比較したときが挙げられます
なんらかのきっかけにより誰かと自分を比較し自分の方が劣っていると感じたとき、ですね
具体的には、
・友人が
昇進したとき
賞を受賞したとき
キラキラと輝いて見えたとき
友人に恋人ができた(自分にはいない)とき
・自分が
仕事でミスをしたとき
試験に落ちたとき
失恋したとき
このようなときについつい誰かと比較して劣等感を抱いてしまうのではないでしょうか。場合によっては妬んでしまうようなこともあるかもしれませんね
誰かに指摘されたとき
コンプレックスに思うタイミングとして、もうひとつ「誰かに指摘されたとき」が挙げられます
それまで、自分としては全く気にしていなかったのに、誰かに指摘されたことで気になりだしてしまうようなこともあります。少し気になっていた程度だったのに、誰かに指摘されたことで強くコンプレックスを感じてしまうこともあります。
例えば「僕は他の子と比べて少し毛深いような気がするなぁ」となんとなく思っていただけだったのに、友達から「毛深いよね」と言われてすごく気にするようになってしまった、というようなかんじですね。このように誰かに指摘されたときコンプレックスを感じやすくなります
特に親や先生から何度も何度も指摘されると、コンプレックスを感じやすいのではないでしょうか
刷り込み、あるいは洗脳に近いのかもしれません
親が子どもに「あんたは足遅いから」や「あんたは頭悪いから」と常日頃から言っていると子どもは「自分は足が遅いんだ」「頭悪いんだ」と認識し、やがてそれがコンプレックスになってしまう。このようなこともあると思います
子ども含め他者に対して否定的なことばを投げかけることは相手にコンプレックスの種を植え付ける要因となる危険性があるため避けなければなりませんね
今回はいつコンプレックスに思うのかについて考えてきました
自分自身が誰かと比較してコンプレックスを感じるだけではなく、誰かに指摘されるという外部要因によってもコンプレックスに思ってしまうのです
他者からの余計な指摘は適当に聞き流す(もちろん自分の成長に繋がるような指摘であれば心に留めておきましょう)そして自分自身も他者に対して余計な指摘はしない姿勢が大事だと言えるのではないでしょうか