なぜコンプレックスに思うのか
前回、前々回に引き続きまして今回もコンプレックスについて考えていきます
前回記事(コンプレックスによるメリット3選)はこちら
前々回記事(コンプレックスを利用する)はこちら
これまでの記事にもあるように皆それぞれがさまざまなコンプレックスを持っています
外見上のもの、内面的なもの、ここに挙げたもの以外にも人によってさまざまなコンプレックスがありますが、どうして私たちはそれをコンプレックスに感じるのでしょうか
それもひっくるめて自分なのだからコンプレックスに感じなくても良さそうなものなのにどうして気にしてしまうのでしょうか
他人と比較してしまうから
なぜコンプレックスに感じるかー
一番大きな理由は「他人と比較してしまうから」です
前々回記事で「コンプレックスとなっている部分は他の人と比べて少し違うところ」と書きました。他の人と比べて自分の方が劣っていると自分が判断した場合にコンプレックスだと感じるようになります
まわりの人と比べて
・背が低い
・太っている
・胸が小さい
・立派な学歴がない
・なまっている
・お酒が飲めない、などなど
極端な話をすると仮に無人島でひとりでなんとか生き抜いていかないといけない状況になった場合にはコンプレックスを感じて行動や思考が制限されることはないでしょう。なぜなら比べる人がいないから。「もう少し背が高かったらあの実を取ることができるのに・・・」と思うことはあるかもしれませんが(笑)
人と比べてしまうからコンプレックスとなりやすいのです
しかも現代人は昔の人に比べてコンプレックスを抱きやすいと言えます。なぜならスマホを開けばSNSにおいて他人の生活が見えてしまうから。Instagramのキラキラした写真やTwitterの収益公開マウント投稿を見ていれば嫌でも自分とその人を比較してしまうものです(個人的にはこれらの投稿のうちの何割かは、真実ではない作り上げられたものだと思っていますけどね)
人と比較しすぎないためにもSNSの使用を見直したり、その情報を信じないようにするといった心がけが必要ですね
過去の自分と比較してしまうから
比較するのは他人ばかりではありません。過去の自分と比較してしまうということもあります
例えば
・以前は50kgだったけど現在は65Kgだ。昔は細かったのに。
・手術をしてお腹に傷跡がのこっている。
・異動前はプロジェクトチームでバリバリ仕事していたのに。
このようなかんじです。過去の自分は○○だったのに今の自分は△△だ、のように過去の自分と今の自分を比較し、今の自分に比べて過去の自分の方が輝いている、勝っているなどと判断しコンプレックスを抱いてしまいます。過去の自分が輝いていればいるほど今の自分がみじめに思え、コンプレックスは重症となるかもしれませんね
2人の女性がいるとして、どちらも加齢による肌の衰えなどを気にしているとします。肌の衰えの程度としては同じようなものであったとしても、ミス○○大学をとったことのある人と普通の人であれば、おそらく元ミス○○大学の女性の方が過去の自分と比較して強いコンプレックスをもっていそうな気はしますよね
今回はなぜコンプレックスに思うのかについて考えてきました。
他人なり過去の自分なりと比較して(今の)自分が劣っていると判断してしまっているから、と言えます。
比較しないようにしようと思っていてもついつい比較してしまうもの。しかしこれが頭に入っているとコンプレックスが気になったときに「そんなに人と比べなくていいんだよ」と自分を励ましてあげることができます
ぜひ心にとめておいてくださいね