「未」と「末」の使い分け
この2つの漢字はよく似ていて紛らわしいですよね
どちらも部首は木(き)、総画5画です
どちらが長い?
何が異なるかというと
2本ある横線のどちらが長いのか、ですね。
横線が長いのは?
上の横線が長いのが「末」(すえ)
下の横線が長いのが「未」(いまだ..ない)
それぞれの漢字の読みと意味は上記の通りですがせっかくなのでもう少し詳しくみていきましょう
漢字のなりたち
「象形文字」とは、絵がもとになってできた字です。
世の中が進み象形文字だけでは必要なことばを表すことができなくなり「指事文字」が生まれました。
例えば、木の根もとを表す「もと」は「ここが根もとです」と「木」の字にしるしをつけて「本」として表しました。このようにしてできた文字を「指事文字」といいます。
「未」(いまだ..ない)が象形文字
「末」(すえ)が指事文字、とのことです
どちらを使う?
さて「末」と「未」が他の漢字のつくりの部分として入る漢字がありますのでそちらも押さえておきましょう
少々ややこしいですね・・・
さて、私のペンネームは「飛立未鳥」と言います
「未」(ミ、いまだ…ない)を使っています
いつも使っているのでかなり見慣れているのですが
ある時「あれ?どちらが長いんだ?」と
わからなくなってしまったことがありました・・・汗
パソコンやスマホで見ているとそれほど長さの違いもありませんしねぇ・・・(いいわけ)
というわけで今回詳しく調べてみた次第です
ちなみに「飛立未鳥」は
「未だ鳥でなくて飛びたてていないけれどもこれから飛び立つぞ」という想いを込めて名乗っています
文字を手書きする機会は減り「末」と「未」をあまりわからずにいてもたいして困らないかとは思いますが頭の片隅に入れておいてもらえると良いかと思います
※ なお上記情報は三省堂「例解小学漢字辞典 第五版」をもとに記載しております。