エッセイ「ソメイヨシノ」という儚くも強く不変なもの

この時期になると
大切な人と一緒に桜を見たいと思う方も
多いのではないだろうか

いつも見られるわけではない
1年のうちの1~2週間程度しか咲いていない
ある意味
「儚さの象徴」
とも言える桜の花を一緒に見ている
という大切な人との時間の共有は
なんとも形容しがたい幸せな気分に包まれる

しかしだからこそ
一緒に見ることが難しい場合も多い

スケジュールの都合や天気によって
かなわない場合だってある

ましてや、その大切な人が
離れた所に住んでいたら
かなり難易度は高いわけだ

この日に一緒に桜を見よう
と計画をしていたって
桜が咲く時期はズレる場合だってある

でも仮に離れた場所で
それぞれ桜を楽しんでいたとして
それはそれでステキなことのように思える

何百キロと離れているのに
同じ「ソメイヨシノ」という桜の花を見て
「来年こそは一緒に見たいな」と
お互いが思っているってなかなかに尊い

冒頭で「儚さの象徴」と書いた

しかしどんなに寒い冬も乗り越えて
春になったらまたきれいに咲き誇る桜は
「強く、そして不変」とも言える

時も場所も越え
儚くも強く不変のパワーを持った桜に
私は今年もたくさん癒され
エネルギーをいただき
そして
大切な人を想う


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