失語症とスマホ①

失語症とは脳血管障害や頭部外傷などによって
「聴く」「話す」「読む」「書く」
という4つのモダリティすべてが苦手になる障害です

また私たちは頭の中で考えるとき
「ことば」を使って考えるため
失語症になると考えることも苦手になります

損傷された脳の部位や大きさ
発症からの期間や年齢などによって
症状や重症度はさまざまではありますが

基本的には
人とコミュニケーションをとることが苦手になり
それにより自分の殻に閉じこもってしまう
ようなことも珍しくありません

さてそんな失語症の方が
スマホを使うことができるのか?
を考えてみましょう

ここで大きな分岐点
それは「病前にどの程度スマホを使っていたか」
ということです

年齢や重症度ももちろん大きな問題ではありますが
いくらこれらの条件をクリアしていたとしても
病前全くスマホを使っていなければ難しいように
思います

つまり失語症になってからスマホ操作を
覚えることはなかなか難しいかなということです
(もちろん個人差はあります)

さてスマホ操作といっても色々ありますが
例えば文字入力を考えてみましょう

フリック入力にしろトグル入力にしろ
日本語のかなが即座に出てこないようでは
文字入力ができない、もしくは
時間がかかってしまいます

例えば、「も」を打ちたいと思っても
「も」が「ま」のところにあることが
わかっていなければ「も」を探し求めて
さまようことになりますよね

いや、そもそも
自分の言いたいことのイメージを文字にする場合
どの文字を、どのような順序で並べたら良いか
ということをわからなければ
スマホで文字入力はできません

このような理由から失語症の方にとって
スマホの文字入力は難しいものなのです

ちなみにスマホの文字入力だけでなく
字を書くこともまた難しいので
「話せなくても書けるんじゃない?」
と安易な考えで紙とペンを差し出すのは
やめてくださいね

次回の記事に続く・・・

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