ことばの羽根 ~あるSTの物語~6
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そんなわけで私は専門学校に入学した
私が入ったのは高卒3年過程の学科だが
他に、大卒2年過程の学科もあった
各学科1クラスずつ
私のクラスは入学時たしか28人だったと思う
クラスにはいろんな人がいた
高校卒業したての子が半分強
半分弱は脱サラ組
そして28人のうち男性は4人、女性は24人
多くを女性が占めていた
高卒3年過程の私のクラスは
大卒2年過程のもう一方のクラスに比べて
カリキュラムに余裕があった
声楽やら保健体育やら
あまり関係のない授業も多かった
その科目名のままの授業を受けた記憶が
ほぼないのだが・・・
1年生では基礎科目
2年生では言語聴覚療法分野の専門科目
3年生では実習と国家試験の勉強
というような流れだった
基礎科目では
解剖学、生理学、病理学、各種心理学などなど
いろいろあったが
全体を通しての感想として
名誉あるドクター先生サマの授業は
内容がわかりづらい
声も聴きとりづらい
レジュメもわかりづらい
よっぽど大学院生のバイトの先生たちの
心理学の授業の方がわかりやすかった
権威を尊重しすぎると若い人たちの
芽をつむんだけどなと思ったものだ
ちなみにそういった先生方が
担当してみえた分野の内容は
今でもよくわからない
(現時点ではもう自己責任だが)
続く。
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